「Never Let Go」Camel
92年結成20周年記念ワールドツアーの模様を収めた2枚組み。
camel初体験の方にお薦めしたいアルバムです。DISC1は、彼等の名曲の数々。
そしてDISC2は、“DUST AND DREAMS”全曲プレー。最後は彼等の名曲中の
名曲“Lady Fantasy”で幕を下ろすという、ファンには圧巻の1枚です。
「JAPONESQUE」宮本文昭
日本を代表するオーボエ奏者宮本文昭。
彼が日本を代表する和楽器とコラボレーションしてるアルバム。雅楽が大好きな私に
とって、これほどオーボエと融合してしまうとは驚異以外の何物でもない。「越天
楽」「雪月花」「それから…」などは本当に美しい。日本の美しい風景を頭に描きな
がら聴いています。
「愛の翼に」川畠成道
盲目のバイオリニスト川畠成道。彼の1stアルバム。
彼の奏でるメロディーは、どことなく物悲しい。私は悲しい時明るい音楽は聴かな
い。悲しい時は悲しい音楽を聴く。これが鉄則である。その音楽と同化してしまうか
のような感覚で聴いてるのかもしれない。サラサーテは素晴らしい。ラフマニノフも
しかり。
「地獄の子守唄」犬神サーカス団
普段はとても言えないようなドロドロとした怨念を娯楽化することによって精神を浄化
し、魂の自由を獲得することを目指している犬神家の楽曲は、誰もが目をそむける
「心の闇の部分」をあえて主題としている。(彼等のHPより)
初めて聴いた時からCDウォークマンに1週間入りっぱなしだった。
何度聴いても飽きないのである。凶子さんの怪しいVoと語り、そしてギターの素晴らしさ、歌詞のオドロオドロしさは尋常ではない。
メチャハマリまくり。彼等のCDを4枚購入してしまった。
「K-works」黒木政彦
あのWOLFのギタリストの1stソロアルバム。
私が1番愛するBAND、camelと共に棺おけに入れる1枚です。彼の作り出す楽曲
は、どれも天才的としか言いようがなく、激しい中にも、どこか心を揺さぶるメロディー
に溢れ、時には静かに、呼びかけるように彼のギターが全てを表現しています。全て
のパートを彼1人でやっています。ドラムが打ち込みなのが残念と言えば残念。最近
マンドレイクルートからのオムニバスに新曲を1曲披露してますがこれも素晴らしい
です。早く2ndを聴きたいですね。世界に羽ばたいてもおかしくないギタリストです。
「Ommadawn」MIKE OLDFIELD
Tubular BellsからOmmadawnまでの3作は初期3部作と呼ばれいる。この作品
は数ある彼の作品の中で、まぎれもにく最高傑作ある。Ommadawnは、ゲール語で、
“ばか、まぬけ”と言う意味らしい。「あまりに強い自己否定が、そんな言語化された認識ではなく感情として直に伝わってきて、カタルシスとも言うべき不思議な安らぎを覚えてしまう」(ライナーノーツより)全体を包み込む牧歌的なメロディー、素朴でいながらも心の奥深くに語りかける彼の作品は、年代によってかなり異なるものの、根底を流れるものは、皆一貫しているようにも思える。彼の繊細な心が作り出す音の宝物である。最近はDVDで動く彼が観れるのも嬉しい。
「哀愁の南十字星」SEBASTIAN HARDIE
75年に発表されたオーストリアのプログレBANDの1st。1stにして歴史的名盤を作り上げてしまった彼等!壮大なメロトロンと、甘美で哀愁漂う泣きのギター。
その美しさは匹敵するものがないくらいだ。これを聴いて何度涙したことか…。28年
振り7月に彼等が初来日した。夢が現実になってしまった。2部構成であった。
「Pray or die」Pray or die
京都のインストBAND唯一のフルレンスアルバム。
初めて聴いた時、ぶっ飛んだ!!こんなBANDいたのか?ってくらい驚いた。
楽曲の素晴らしさも去ることながら凄い演奏技術を持ち合わせている。すぐに昔
活躍していたスペース・サーカスを思い起こす程だった。ベーシストの山本さんは、
今ジェロニモ・レーベルというBANDで活躍し、ギターの溝畠さんは、自らソロアル
バムを発表している。Play Or Dieは今休止中であるが、せつに復活を願って止ま
ない。生で観たいBANDである。“エーゲ海の真珠”でのアレンジは圧巻である。
「苦悩志向」ZENIGEVA
私は最初聴いた時、悶絶死しそうになったよ。彼等は、日本国内よりも海外で注目されたBANDのようです。「ノイズ、ジャンク、プログレの影響を全て溶鉱炉で一気にドロドロにして融合、それを更に爆発させたかにような何とも表現し難く、ギターが2本にドラムというベース・レスの構成ながら、バースト気味の重低音を前面に出した、とにかく重くて、破壊的な音楽、」(KABBALA29号より)“10000LIGHT YEARS”では、イタリアのAREAのカバーなどもやっている模様!早くGetせねば・・・・。
「Syl」 STRAPPING YOUNG LAD
鬼才デヴィン・タウンゼントが織り成す他に類を見ない音楽。「ストレス・ミュージック」といコンセプトで組織されたプロジェクト。「怒りとパワーの発散でストレスを癒す」目的なのか凄い圧倒的な音圧と心地良いメロディー!適度に脳髄を刺激してくれます。未来的なデジタルサウンドとアグレッシヴさが妙に融合してしまと言うのも、デヴィンの頭脳が作り出す“技”なのでしょうか?とにかく凄いとしか言いようがないアルバムです。前作「city」も是非getしなければと思います。彼のソロ作品「infinity」は、また感じが違うけれどこれも素晴らしい作品です。