■SEEDS OF CHANGE/KELLY LIVGREN 1980 SSMETAL師匠
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■『SILENT NIGHT FEVER』/DIMEENSION ZERO 丁稚小僧ラジ坊
1,SILENT NIGHT FEVER
2,THE MURDER-INN
3,THROUGH THE VIRGIN SKY
4,YOUR DARKEST HOUR
5,NOT EVEN DEAD
6,THEY ARE WAITING TO TAKE US
7,UNTIL YOUR DIE
8,END
9,SLOW SILENCE
10,HELTER SKELTER(JAPANESE VER. ONLY)
彼等の音に最初に触れたのは、2002年5月27日に行なわれたSODOMの
ライブの直前であった。『対バンの音も聴いておくとしよー。』
(対バンは、他にDYING FETUS)と、軽い気持ちで、CDを手に取った。
IN FLAMESのギタリストがやっているバンドという事くらいしか、知識が
なかったのである。ふと見ると、帯の謳には、『激走』という文字が、燦然と
輝いてるではないかっ!疾走系狂愛人間だった自分は、それだけで、口元
の締りが無くなった。タイトルでもある1曲目の『SILENT NIGHT FEVER』
タイトルだけ見ると、曲の想像がつかないのだが、スロー目な鋭角なリフで
始まり、吐き捨てデス・ヴォイスによるシャウトが入る。そして、その直後から、
ブラスト攻撃と鋭利なリフ、デス咆哮の応酬の火蓋が切って落とされるっ!!
アルバム全体としては、曲の感じが似ており、幾分、単調なのだが、各曲共
サビ・メロが、聴き手を飽きさせず、一気に聴けてしまう。
というか、全曲、短いんだな、これが。音の持つ勢いとパワーはすさまじく、
1曲毎に、闘魂が凝縮されている感じだ。デス声も、さほど、激しくなく、聴き易い
と思う。曲としては、デス・スラッシュに近い。とにかく攻撃的で、高テンションが
最後まで続く。

本作は、2001年に出た1枚目のフルレングス・アルバムだが、2003年11月に
出た2ND『THIS IS HELL』も、より激しさを増した強力な1枚だ。

『激速超絶爆音濃縮音楽』(←中国語っぽいな)が聴きたい方は、是非、
お試しあれ。
                  
           
ソロ・アルバムは自身が在籍するバンド内において、バンド全体の和を重んじ
るが為、主張する事が出来ない欲求の解消を目的としたものが多く、そのミュ
ージシャンの意外なルーツ、そのミュージシャンの表現したかった事が露になる
から面白い。さて、今回紹介するのはKANSASのGであり、メイン・ソングライター
でもあるKELLY LIVGRENが80年にリリースしたソロ・アルバム。KANSASの盟友
であるVo兼KeyのSTEVE WALSHのソロと同年にリリースされた本作だが、いか
にもアメリカン・ロックらしいジャケ、よりストレートさを強めた方向性でソロ・アル
バムとしての主張を強くしたSteve Walshのソロと比べ、ソロ・アルバムという事で
多少の差別化は図られているものの、ここにRobby Steinhardt のViolinsが入れば、
従来のKANSASの曲としても通用するであろう"Just One Way"、Steve Walshらし
い歌メロが印象に残る"How Can You Live"、Phil Ehart(Ds)、Robby Steinhardt
(Violins)と、KANSASのメンバーも参加した、KANSASの名曲群とも何ら引けをと
らないドラマティックな大作"Ground Zero"と、「まんまKANSASじゃねーか!」って
っ込みも入れたくなるような曲が収録されており、KANSASのメイン・ソングライタ
ーとしての存在感を改めて認識させる内容である。明らかにKANSASの方向性と
同様の音楽性を貫かれているのがわかる。初期KANSASの流れにある神秘的な
ジャケといい、ソロ以前にリリースされた「MONOLITH」、そして「MONOLITH」以降
は産業ロック志向を強めつつあったKANSAS、バンド内で蓄積されていったであろ
う欲求不満の解消、プログレへの想いを封印するかのごとく、KANSASが持ってい
たプログレの部分を強烈に感じさせる作品に仕上がっている。更にはソロ・アルバ
ムだからこそ、バンドでのアルバムとは異なり、自らが思い描いた世界観を表現す
る為、ゲストとしてイメージに合ったミュージシャンを起用して制作される事もあるが、
時にそのゲスト・ミュージシャンの存在が大きな鍵となり、アルバムの大きなポイント
となる事も多々ある。実はこの作品もそういった起用が見事に的中しており、その
人物の存在がこのアルバムを語る上で重要なポイントになっているのだ。このア
ルバムで登場するその人物とは当時RAINBOWを脱退し、BLACK SABBATHへ
と加入する前のRonnie James Dio(Vo)である。Ronnieは"Mask Of The Great
Deceiver"と"To Live For The King"の2曲で参加しているが、この2曲はDioの
独特で力強い歌唱があったからこそ、完璧に表現出来た名曲に仕上がってい
る(中世志向の歌詞も見事にはまっている)。特にオーケストレイションを導入し、
重厚な世界観を見事に表現した"Mask Of The Great Deceiver"は Dioの名唱の
1つに挙げられるものだと断言出来るし、"Catch The Rainbow"(RAINBOW)にも
通じるメロディアスな"To Live For The King"も様式美HM好きにもお薦めの好ナ
ンバーだ。数多くのソロ・アルバム〜プロジェクト作の中でも、これだけ自らがイメ
ージしたであろう世界観を完璧に表現した作品は稀有だろう。KANSASファンなら
ば当然マストだが、アメリカン・プログレ・ハードが好きという貴方、更には、本文の
主旨とはやや離れるだろうがRonnie James Dioファンならこの2曲のために買って
も損はない。
Long Distance Voyager / Moody Blues Yutakさん
1 the voice
2 talking out of turn
3 gemini dream
4 in my world
5 meanwhile
6 22,000 days
7 nervous
8 painted smile
9 reflective smile
10 veteran cosmic rocker
こんな音源はどうだろう♪
1981年のム−ディ−.ブル−スの作品「Long Distance Voyager」である!
60〜70年代を活躍して来たム−ディ−.ブル−スにこのアルバムから新加
入したイエスの元キ−ボ−ド奏者パトリック.モラッツ!
当初このアルバム1枚で脱退かと思われていたが驚くことにこの後約10年
間正式メンバ−として5枚のアルバムに参加相当居心地が良かったのか?
彼のグル−プとしての存在はアルバイト的要素が強かったかもしれないが、
このアルバムを聴く限りにおいては、彼の持ち込んで来た力も大きい♪
イエスのパトリック.モラッツというと、よくリック.ウェイクマンと比較されるが、
ウェイクマンがクラシカルなタッチだったのに比べるとモラッツはもっとジャズ色
が強い!私の聴いたところでは、シンセの使い方もウェイクマンにはない
打楽器的な使い方をしている。本題に入ろう!彼が初参加した本アルバム。
オ−プニングでのいきなりの彼の素晴らしいシンセソロで幕を開ける♪
しかし、直ぐに他のメンバ−の演奏と溶け込み、昔からのム−ディ−.
ブル−スの感じを残しつつも今までにない新しい感覚のサウンドを聴かせて
くれる。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yutak/
BLUESもののCDを数多く排出しているレーベル、P-VINE。

選曲もさることながら、1曲1曲のバージョン選びの妙、なかなか通もうなら
せる選曲です。(同じく出ているジミヘン・クラッシックス、ツェッペリン・クラッ
シックス、クラプトン・クラッシックス等もなかなかな選曲なので興味のある方
は是非!)

なにより、簡潔明瞭で1曲、1曲の解説が丁寧なところも◎。
ジャニスの音楽的素顔を知りたければ是非!

好きならば、まず、ルーツを知ろう(笑)
■『ジャニス・ジョップリン・クラッシックス』 まる楊(ヤン)
1、WALK RIGHT IN / ROOFTOP SINGERS
2、SAN FRANCISCO BAY BLUES / JESSE FULLER
3、CARELESS LOVE / BLIND BOY FULLER
4、SEE SEE RIDER(C.C.RIDER) / LEADBELLY
5、COO COO(THE CUCKOO) /JEAN RITCHIE
6、MOANIN’ AT MIDNIGHT / HOWLIN’ WOLF
7、AMAZING GRACE / WEAVERS
8、HI-HEEL SNEAKERS / TOMMY TUCKER
9、LET THE GOOD TIMES ROLL / SHIRLEY & LEE
10、OHH! MY SOUL / LITTLE RICHARD
11、SUMMER TIME / BILLIE HOLIDAY
12、PIECE OF MY HEART / ERMA FRANKLIN
13、BALL AND CHAIN / BIG MAMA THORNTON
14、RAISE YOUR HANDS / EDDIE FLOYD
15、MAYBE / CHANTELS
16、TO LOVE SOMEBODY / THE BEE GEES
17、LITTLE GIRL BLUE / NINA SIMONE
18、TELL MAMA / ETTA JAMES
19、CRY BABY / GARNET MIMNS&THE ENCHANTERS
20、A WOMAN LEFT LONELY / ELLA BROWN
21、MY BABY / GARNET MIMNS
22、GET IT WHILE YOU CAN / HOWARD TATE
23、TRUST ME / ROSCOE ROBINSON




ここよりジャニスが影響を受けた音楽の数々を集めたコンピレーション。
クラプトンの「アンプラグド」でもお馴染みのAをはじめ、ゴスペルの
定番のF、サムクックも歌った事でも有名なJ等、名曲のオンパレード
なのでジャニスに興味のない人でもいける・・・かも?
■夜想曲/Le Orme Camel Love-hideさん
Lato A
1 コントラプンティ/Contrappuni
2 すっぱい果実/Frutto acerbo
3 グライダー/Aliante
4 インド/India
Lato B
1 天使たちの創造者/La fabbricante d'angeli
2 夜想曲/Notturno
3 5月/Maggio
イタリアのELP的な紹介をされることもありますが,シンフォニックなPFM,
ドラマチックなNew Trolls,超絶技巧のArea等々多彩でつわもの揃いの
70年代イタリア・プログレシーンの中,ずいぶんと地味な印象のバンドでした
実際,キーボードは線が細く,ボーカルも弱々しいときおりはっとするような
旋律を聴かせてくれるのですが,決して劇的な展開とはなりませんだけど,
イタリアらしい陰りに不思議と魅せられる,そんなバンドです

72年の「包帯の男」や73年の「Felona E Sorona 」,01年の新譜「Elementi 」の
評価が高いようですが,74年発表のこの作品もけっこう味わい深く佳作かと
思いますELP調の曲もありますが,それよりも,ピアノやギターのアコース
ティックな調べと「例の」ひ弱なボーカルのコンビネーションが印象的です
http://www.cisnet.or.jp/home/hide/
■FREAK OUT! (1966)/THE MOTHERS OF INVENTION
めたる雑派さん
いきなり2枚組でのデヴュー作。
アルバムのトータルな印象や基本的なコンセプトは、楽器の編成や演奏
の技術、音質の向上の違いこそあれ、『FREAK OUT!』で聴ける音楽は
その後FZが死ぬまでに発表する作品とほとんど変わらない。
そして何よりも、その後のアルバムに登場する要素のすべてがこのデヴュ
ーアルバムに詰まっている事に僕は驚かせられるのだ!!
よくFZの音楽について『難解だ』『意味がわからない』などと言う輩がいるが、
(暴力的な言い方だが)多分そういう人たちは『SEX』という行為を単純に
『チンコとオマンコの抜き差し行為』だと
勘違いしている輩だと断言しても良いだろう。
間違いない!(爆)
本盤はFZをこれから聴く人に余計な先入観を無し
に頭を真っ白にして真っ先に
聴いていただきた
いアルバムである。

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ABSOLUTELY FREE(1967) / THE MOTHERS OF INVENTION
めたる雑派さん

67年にリリースされたMOTHERSの2ndアルバム。
トータル性は前作を軽く上回り、仕掛けの多い曲が次から次へと怒涛の
如くたたみかけてくる。聴いているリスナーのことなど御構いなしにテンポ
や調がめまぐるしく変わり、下品で汚らしい歌とコーラスの応酬の中、曲と
曲の境目もわからぬまま最後まで一気に聴かせてしまうアルバムだ。
ちなみに歌詞の問題でリリースが遅れた本作をビートルズが手に入れ、
それが『サージェントペパーズ』誕生のヒントになったというのはあまり知ら
れていない事実である。
WE'RE ONLY IN IT FOR THE MONEY(1967) /
THE MOTHERS OF INVENTION
めたる雑派さん
67年にリリースされたMOTHERSの3rd。
このアルバムとビートルズの『サージェントペパーズ』の関連性は
『ABSOLUTELY FREE』の項で触れたが、だからというわけではないと
思うが本作のジャケットのアートワーク(当時は内ジャケ)はモロに
『サージェント〜』への反撃を思わせるパロディだ!!(笑)日本語に直訳する
と『俺たちは金のためだけにやっている』というタイトルは『ビートルズは金
だけのためにやっている』というメッセージも含んでいる、と個人的には
思っている。(笑)音楽的にはますます複雑になり、ありとあらゆる音楽の
要素(方法論)が詰め込まれている。勿論、毒のあるユーモアも冴え渡って
おり、ここでは嘲笑や下ネタまでもが立派な音楽であり、アルバムを構成す
る重要な要素である。ちなみにオイラが初めて手にしたFZのアルバムが
本作であり、なぜか聴く前からチンコが勃起していたのを昨日の事のように
思い出す。(笑)
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